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【転職の資格情報】総合商社に入るために持っておきたい資格5選!【転職者が語る!】

 

皆様、こんにちは。総合商社に勤めています、武田と申します。
今日は私の実体験から総合商社の話をさせていただきたいと思っております。

日本のビジネスの大規模なプロジェクトや企業群には必ず関与している総合商社
学生の就職ランキングにも必ず上位に入っていますね。

総合商社のビジネスといえばビジネスの規模が大きく、扱う商品も「インスタントラーメンからミサイルまで」と例えられるほど多岐にわたっています。
メーカとは違って自分は入社して何をすることになるのか、今一つわからないというもの、総合商社に入社する時の醍醐味?
というよりも不安要素です。
また、メーカなら現職でメーカーに在籍していたりすれば、専門性がそのまま生かせる可能性がありますが、総合商社に対しては、現職でどのようなことをしておくと、転職活動では有利になりそうなのか?
私の経験からも触れていくとしましょう。

 

 

おさらい編 総合商社とは…

そもそも、商社とはメーカでもなく小売でもない仲介業者という意味ですので、総合商社となると、なんでも仲介する会社というのが直接的な理解ですね。海外との取引も多いので仲介というよりもトレードということになります。

商社の仕事は、2輪によく例えられました。
商社の仕事が、1つがトレード、もう1つが事業投資になっているからです。事業投資とは、トレードビジネスで蓄えた経験値を活かして、商社が国内外の企業に対して出資を行い、人を送り込んで経営にも加わり、企業の成長に伴う企業価値の増大や配当金などを通して収益を上げるというものです。
有名な成長企業への出資企業として大手総合商社の名前が入っていたりしますが、それが事業投資です。


商社には、

  • 総合商社
  • 専門商社

がありますが、総合商社と専門商社の違いは、基本的には、扱い品目の違いです。
扱い品目が特定の専門分野に偏っているのが専門商社、扱い品目に制限がなくどんなものでも扱うのが総合商社です。
良く見られるのは、鉄鋼などの資源関連だけを扱う専門商社、繊維の専門商社など古くからトレード事業を生業としてきた専門商社が多くみうけられます。
専門商社は、上記の様な特定分野の商材に特化していて、専門知識やマーケティング力、顧客企業とのネットワークなどを活用して、顧客との取引を行います。上記の2輪のうちのトレードがメイン業務になっています。

一方で総合商社は、上記の通り食品から鉄などの資源までの多種多様な商材を扱います。
その意味で、総合的なトレードをしている総合商社なのですが、過去には商社冬の時代、商社不要論など、仲介業者の存在が否定されてきている時代背景もあり、事業投資の割合が増えてきています。

発電などのエネルギー関連や社会インフラなどの大型プロジェクトも行われています。

 

未経験者が総合商社に入るために持っておきたい資格5選!

総合商社では、担当するビジネス業界が予めわかっていないのですから、どのような業界のビジネスに関与したとしてもベース知識として活用できる資格があると強みになります。

それは、「英語を含む外国語・会計・IT」の3つです。私もこの3つを中心し、知識やスキルを磨いてきました。具体的な資格試験を例示しておきます。
 

(1)    英語資格

英語については、なんといってもTOEIC800点以上が一つの目安です。
(絶対とは言いません、商社一般的な話です。)
800点以上になると、ビジネスで使える英語であるとの通説があるからです。
英語資格で言えば、英検やTOEFLなどもありますが、TOIECが最優先といって問題ありません。
楽天では英語が公用語というのは有名なお話ですが、

2010年に英語公用語化を宣言し、第一次英語ブームの口火を切った楽天。全社員へTOEIC800点取得を要求し、国内向け部署でも英語会議を義務化するなど、その施策は他の公用語化企業と比べても最も急進的な内容だった。
参考:楽天は英語公用化でどう変わった?担当者に直撃

総合商社でもTOIEC試験が一定以上にならないと、海外出張、赴任は当然のこと、人間扱いされない、なんて厳しい扱いをされた時代もありました。

 

(2)英語以外の言語(中国語、ロシア語、ポルトガル語など)資格

中国や南米、ロシアでのビジネスの割合が年々増えていますよね、そういった国では、英語が通じない場合がある為、英語以外の言語に関する資格は非常に重宝されます。
私もブラジルでの業務を行うことが決まってからは、ポルトガル語の勉強を3か月間自費で行ってから、長期出張でブラジルにいったことがありました。

 

(3)会計の資格(公認会計士、ファイナンシャルプランナー、簿記など)

経理、会計の知識も総合商社では必須です、なぜなら、上記の通り事業投資が増えてきている訳ですから、投資した会社の決算書類を見て、その会社の業績状況を判断していくことが当たり前に必要となります。
そうすると日商簿記で言えば2級程度は必要となります。
私の経験した総合商社では、簿記試験についても合格しないと、これまた人間扱いされないという厳しいハードルがありました。

(4)IT関係の資格

どうしてIT関連の資格?と思われる方が多いと思います。
総合商社では、トレードの業務を行っていることから世界各国との取引についてシステムでの処理を行うことが当たり前になっています。
また、トレードが複雑になった場合には、システム化の為の要件を整理したりすることもあり得ます。
その際には、IT関連の資格を持っていることで、そのような業務にも耐えうると判断される為です。
情報処理資格だけではなく、ベンダー資格も有効です。
 

(5)貿易実務資格

貿易の実務については、特にトレードのビジネスを行う場合に有効となるため、貿易実務検定や通関士といった資格を取得しておくと、有効です。
国内のトレードビジネスもありますが、多くは輸出・輸入・三国間のトレードを推進しなければなりませんので、現職の内にこれらの知識を資格にて証明できると有利になります。

 

資格ではないけど、持っておきたい経験・考え方!

公的な資格は仕事をする上での分かりやすい業務スキルですが、それ以外にも業務上、必要と思われる経験やスキルについて、私の経験から記載します。
また、このようなスキルを持っていらっしゃる方は総合商社向きと言えるでしょう。
 

現職での成功事例

総合商社では一つのプロジェクトを少人数で担当することが多い為、自身の成功を体現している人と
していない人では入社後の期待値が大きく異なります。トレードのビジネスを担当する場合には前任者からの引継ぎを受けて継続することになりますが、投資型のビジネスモデルの場合には、自分で企画し、実行し、売上・利益の確保ができた経験があると、入社後も、プロジェクト推進者として稼働できると想定できるからです。
入社後の結果を採用時に把握は出来ませんが、その前の実績なら面接で把握出来ます。
そのことを見るために、前職での経験・成功談は間違いなく重要視されます。
補足になりますが、失敗例についても話ができると、より効果的になると思います。

 

自分のビジネスをどうやって伸ばしたか?  売上げ規模。利益率など

トレードのビジネスを行うことなる場合でも、売り上げと利益を増やす為の施策提案、実行は絶対に必要になります。
そのため、現職で担当しているビジネスをどの様に拡大していったのか。
数字の情報を含めて説明できることで説得力が増しますので、〇〇円のビジネスを自分が考えて実行した施策に   
よって〇〇〇円まで拡大させることができました、といったメッセージです。
 

プレゼンテーションスキル、人前で話した経験

トレード型のビジネスでも、投資型のビジネスでもBtoB,BtoCマーケットに対して自ら発信することは必ずあります。
セミナーでの登壇、投資先への総合商社の参画を説明するプレゼンなど、人前でのプレゼンテーションはかならず必要になります。
現職にて、同様の場を複数経験していることがアピールできると、
いわゆるエバンジェリスト的な役割も期待されることとなり、評価は高くなります。

そもそも「エバンジェリスト」という言葉には、キリスト教において「伝道師(伝道者)」という意味があります。この伝道師とは、「物事の良さを人に伝えて広める人」という意味です。
参考:エバンジェリストとは

ビジネス企画資料の作成

上記と関連しますが、投資型のビジネスの場合には、社内への説明は必須で、ビジネスの企画書を作成
する機会が必ずあります。企画書・計画書といったものを書いたことがあるとなれば、担当者のスキルとしては安心材料になります。
 

マネジメント経験

新規事業を始める際には企画書の作成だけではなく、実行時のプロジェクトマネージャーとして活動することがほとんどです。
そうなると社内担当者とのコミュニケーションビジネスパートナー、代理店など自分が中心となってリーダーシップを発揮しなければなりません。
現職で社外を含めたマネジメント経験があると、入社後のプロジェクトを任せることができる安心感がありますので、商社内でも非常に重宝されます。

 

まとめ

総合商社は多種多様なビジネスを行っています。
幅広いビジネスを行っている為、一人ひとりに任させる範囲も広くなり、経営者的な目線が要求されてきます。
そこで必要となるスキルについては、特定の業界の深い知識・経験というよりも国際的なビジネスマンとしての基本スキルと事業推進者としての推進力が求められます。
要求される基礎知識の幅は広いのですが、それが予め備わっている方と入社後に勉強する方では、大きくスタートラインの位置が変わってしまうことを理解してください。

総合商社に転職されたい方のご参考になれば幸いです。